プラットフォームへ

起業時に練った事業計画書を、時宜に応じて
内容を見直していく必要があるように、
勉強会の運営に当たってもその企画書を
常に振り返っていくことが肝要であると思う。


公開はしていないものの
この勉強会では最初に企画書を作成しており、
(行き当たりばったりなところは所々あれど)
その企画書の趣旨に基づき今まで運営をしてきて、
これからもそうしていくつもりです。


入庁して組織の縦割りな側面を見せられうんざりしてしまって、
じゃあ自分でそういった枠を越えられる場をつくればいいんじゃないかと思ったのが
すごくざっくりとした勉強会発足の原点なのですが、


一年とちょい続けてくれば
自分たちでできること、できないこといろいろ見えてくるものもあるわけで。


一番最初の企画書は理念選考でまとめており、
(大元のビジョンのところは今に至るまでほとんど変わっていないと思いますが)
具体的な内容については
こんなことできるんじゃないかな
こんなことやりたいな
という理念ベースでまとめました。


最近企画書の改訂をしたのですが、
一番最初の何もない頃と比べて
細々とですが続けてきた確かな軌跡が、実績があるので
それに基づいて
こういうことやってきました
これからはこういうことやっていきたいと思ってます
というのを記載することができます。


理念だけでもそれはそれですごく尊いものであり、
それに基づいて何かしらが形作られていくわけですが、
何より物を語るのは形としてある実績。


(話ちょっとずれます)
最初に事業計画書という例を出しましたが、
新卒のときの自己PRと
中途採用のときの自己PRの関係も似たようなものなのかも。


親卒は基本的にポテンシャルをいかに評価するかがポイントのような気がするけど、
既に一定のキャリアを積んできた人ならば
今までのあなたがやってきたことは具体的に何ですか?
というところが何よりポイントのはず。


前回のエントリーでご紹介したキャリアデザインの研修でも
入庁してからの今までの職務経歴をまとめて
お互いに面接するというワークがありましたが、
まさにこれ。


今まで自分は何をやってきて、こういう成果をあげて、
どういうスキルを身に付けて、
これからどうなりたいと思っている。


そこで物をいうのは具体的な実績。

客観的にもそうだし、主観的にもそう。


(勉強会の話に戻ります)

今までの実績が、具体的にやってきたものが手元にあると、
自分以外の人が見てもわかりやすいだけではなく
自分の中でも今後の展望がクリアになってきます。
理念の段階だとある意味なんでもいえちゃうけど、
否が応でも地に足ついてくるともいえる…けど。


でで最近企画書に付け加えたいと思っているのが、
誰かが個人として勉強しているものだったり
県の公式な研修で受講したものでさらに自分で深めていきたいなと誰かが思っている分野を
さらに学びとして継続してかつ共有できる場でもありたい、という内容。


例えば筆記試験などの勉強は基本的には一人でやってればいいものですが、
知の共有によって効果が高まる分野もまた多くあるし。


個人のやる気の受け皿になれる場所。

すごく大きな例でいえば
アップルとかグーグルのようないわば”プラットフォーム”を提供している企業が
すごく個人を自由に、活性化させているように。


そんな場所を目指してく方向性を一つの軸として付け加えていきたい。
話がおっきくたって理想は理想なのだからそれはそれでよいっしょ。