2017-01-01から1年間の記事一覧

多様性

協力隊に参加中は、籍は総務課に置いていただいていた(休職しての参加)。 協力隊は任国に派遣前に2か月とちょっと、合宿形式で事前国内訓練というものを受ける。僕は年度の1次隊だったので、4月中旬くらいから駒ケ根のJICAの研修所に入る予定だった。の…

長時間労働をつくるもの

教員の多忙化、長時間労働の話が話題だ(話題だというには少しタイミング遅れているとは思うが)。小中学校にスクールサポートスタッフを入れて事務仕事の一部を負担させる、タイムカードを導入して勤務時間の管理徹底を図るなどの施策が提言されている。ど…

前後のストーリーを紡ぐ

協力隊について、今までいくつか記事を書いてきた。久しぶりにざっと読み返してみて、・協力隊には色んな職種があって色んな人がいて面白い。多芸、多才な人たちの中に身を置くと楽しいし刺激になる(別に行政だけの話ではないだろうけど、社会に出て1つの…

仕事の先

行政という仕事はある意味殿様商売で、庁外の誰かに媚びたり、庁外の誰かになんとか仕事をお願いすることで自分の仕事が成立するという場面が少ない。もちろん納税をお願いしたり区画整理などで立ち退きをお願いしたりとそういう類の仕事は存在する。公益の…

民間から公務員という道

僕の採用年度は同期に比較的民間企業経験者枠の方が多かったようで、今でも交流がある同期も数人いる。そういう同期の活躍の仕方を見ていてうらやましいなと思うのが、ジェネラリストであることが基本である行政職という仕事の中で、前職の民間企業時代に培…

ブ〇ータス、お前もか

仕事の中で、これ改善の余地あるな、長い間放置されてきたんだなという課題を見つける度こう思う。あぁお前もか、と。「お前」は自分以外の誰かではなくて、自分自身のことで。最初にその課題を見つけたとき鮮烈に抱いた違和感は、いつしか周りと合わせるう…

ブザーをおす人おさない人

僕は通勤は普段は自転車で、雨の日はバスを使うことにしているのだが、もう今はなんか慣れてしまったのだけど、当初バスを乗るときに少しげんなりしていたのが職場の前のバス停で誰もとまるブザーを押さないことだった。別にこれってよくあることで、自分が…

制度の組み替え

役所の仕事は大小様々な「制度(大きなもので法律や条例、それから規則、小さなものでいえばちょっとしたマニュアルまで)」に準じて仕事をしていくけど、今までの自分の仕事経験上、制度の中身そのものを見てイケてないと思ったことはほぼない。というのは…

これができたら

http://toyokeizai.net/articles/-/155234「貧困化が進み、社会福祉の支出が膨らみ、国の借金も増える一方の中、生産性向上は、日本にとって喫緊の課題である」という話。元ゴールドマンサックスのアナリストで、今は創立300年余りの国宝・重要文化財の補修…

ジャンパーに関するもやもや

とある自治体の、ジャンパーの報道について。色々な見方があり得ると思うのだけど、あえて誤解を恐れない言い方をすれば、僕は、あぁ、こういうことが日本の役所の至る所で起きているんだろうなと思った。・生活保護担当という役所の中でも困難な仕事を担当…