都市と田園の共存

だいぶ更新をさぼってしまいました...
最低1週間に1回ペースでは書いていきたい。
..とは思ってます。


最近はというと、以前こちらでもご案内した
地方公務員受験生応援プロジェクトを無事二度開催できたり。


現役職員が現場で感じる生の声を公務員志望者に
伝えられたことを素直によかったなぁと思ってます。


また現役職員のほうも刺激をたくさんもらっていたりと、
サポーターとしての役割をお願いしていたにもかかわらず
職員側も得るものが多い企画だった、というのがまた印象的でした。


地方公務員受験生はちょうど今面接も大詰めの時期。
今までの準備を信じ、最後は思いを伝える意気込みで、
最後まで乗り切って、と願うのみ。

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先週、Scool for Saitamaの第13回も開催できました。

今回は、県庁を辞め民間企業に移られた方をゲストにお招きして開催。


地域機関で3年間の経理のお仕事を経て本庁に異動、
県の財政を取りまとめるという組織の中枢部での2年間の勤務を経て、
民間企業に転職されたというご経歴。


在職時は同期で有志を募り自主研究グループを結成し、
自主的に政策研究に取り組み成果を出し、
また大学院に私費で通われ自己研鑽に努め、
貪欲に自分を成長させてきた方。


閉鎖的で硬直的なこの業界、流されたり染まっていったりする人が多い中で、
「人とは違うことをして自分を成長させる」という強い信念を持ち続け
その信念に基づき行動をして結果を出し、一つ一つの行動、成果がつながって今がある。
そんな一貫したところが印象的でした。


仕事の中身・やり方の違い、あるいはやりがい・大変さの実際のところなど、
「民間」は、公務員の世界しか知らない人間にとっては気になる世界。


官民の人材の流動化の必要性などはよく聞かれますが、
民間、行政両方の世界を知る先輩からお話が伺え、
参加者みながそれぞれよい刺激を持ち帰れたものと思ってます。

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Scool for Saitama第13回が7月に開催、14回は8月を予定。

なのですが、前回の第12回は4月だったりします。


月1ペースを目標に昨年度は駆け抜けそれを達成し、
今年度は2カ月に1回ペースを堅守と息巻いてはいましたが
早くもペースとしては挫折するという始末…


こういった自主活動というのは、
中心人物が多忙の部署に異動になったりなんだりで
自主活動に割く時間がなくなり
その結果自然消滅していくパターンが多い、
と聞いたことあります。


活動の継続を担保していくためには
ある程度の事務的な負担が必須。


今はクラウドの発達により情報共有などのコストについては
かなり負担が軽減されている現状はありますが、
やはり明確なビジョンを掲げ
何年もの長期的な活動を継続していくのは大変なこと。


Scoolは今はGoogleグループにお世話になっていますが、
最大限クラウドサービスを利用できているかというとそうではないとは思うし、
もちょっとクラウド調べねば、と思ってはいます。


学生時代のサークル活動から始まり、
たびたびご紹介させていただいてるノンパのような
公務員の自発的な集まりなど、
今までいくつかのボランタリーなグループを見てきました。


初期でいうとメーリングリストのような、
数々の無料で使えるウェブサービスの隆盛が
ぼらんたりーなグループの活動の円滑化を後押していることは間違いないと思いますが、


やはりいろんな価値観を持つ人間を集め
一つの方向性に人をまとめていくには、
それ相応のスキルが求められます。

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以前、他自治体の後輩にお誘いしてもらい
参加してきたのが、根津スタジオというところが
主催するワークショップ。

http://nez-studio.jp/


「場づくり」というと広すぎる定義かもしれないけれど、
様々なワークショップ開講を通して
場づくりの支援をしているところ。


「指示待ち」と言われるような受動的な生き方でなく、
主体的に考え生きていくことを望むなら、
それに相応しいスキルも当然求められてくるところ。


そういったスキルをこういった切り口から
体系的なプログラムを提供するところが出てくることが、
(それとかこれとか抽象的すぎる表現でごめんなさい…詳しくは上記HPへm_ _m)
何より時代が変わっていることを、
そしてこれからも変わっていくことを感じさせます。

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一転変わって音楽のお話。


結構前の休日、同期がギターをはじめ
今度演奏会があるというのでプラザウエストまで聴きに行ってきました。
http://www.saitama-culture.jp/plazawst/index.html

さいたま市は桜区にある施設で、
図書館や役所、体育館も併設されているところで
めちゃくちゃきれい!


ちょっと駅から遠いというのはあるけれど、
あんなきれいなところで働けるさいたま市の職員の方がうらやましい!


演奏会というのは、音楽教室に通う生徒さんたちの発表会のようなもの。
おそらく県内にあるいくつかの教室から生徒を一同に集め、
プロの演奏家、つまり音楽教室の先生たちをバックに
それぞれが習う楽器を演奏、もしくはボーカルとして歌うもの。


最初はソロで演奏するのかな、と思っていたので
バンドで演奏するのを聴いてびっくり。
聴き応えがありました。


一つの教室だけでなく県内から複数の教室から生徒さんが集っているので
観客の方々もそれに伴い当然たくさんいて(おそらくピーク時は3桁に近い)
でっかいホールを貸切にして、照明もばっちりついて
それもプロの演奏家の方々がバックにつくとあれば
演奏する生徒さんたちにしても満足度は相当高いはず。


発表の場というのは音楽を習っている生徒さんたちからしたら
すごく大事なモチベーションになるし、
他の生徒さんの演奏を聞くのもいい刺激になる。
ご家族も立派なステージで演奏するわが子をビデオにおさめられてうれしい。


音楽教室側としても、新たな顧客獲得のためのよい機会になるし教室の宣伝にもなるし
ホールを一日貸切にするコストはあれど
プロの演奏家(教室の先生たち)は社員の方だろうから
そこまで人件費的なものはかからないだろうし。


って素直に音楽楽しめよという話か^^;


同期の演奏はとても素敵でした。
アコースティックギターで、仲間と一緒に三人で演奏してたのですが、
音楽を通じて仲間の輪も広がっているみたいで、
とても充実してそうでうらやましかったです。


何事も自分でやるのが一番楽しいですよね。
自分も何かできる楽器があればとは思いますが^^;

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プラザウエストには車で行ったのですが、向かう途中で見えた
さいたま新都心のビル群と田園風景がマッチする、
確か昔、県職員募集のパンフレットに載ってた写真で
見たことのある風景が目に焼きつき。


都市と田園が共存しているという特徴は、
埼玉県が売りにしているものの一つ。

こういうちょっとした風景にぐっとくる、ってのはあるもんなんだな、と。
それが自分が県職員だから、なのだとしたらうれしいです。