結論。

すっかりさぼっていた彩り塾のフィードバックを。

第16回、第17回と「公務員と専門性」をテーマに連続企画として組んでみました。
16回は公会計という特定の分野に強い専門性をお持ちの先輩職員、
17回は大学院派遣にて研鑽されてきた先輩職員をお招きして。

行政の事務職の仕事は3年くらいのスパンで職場を転々とする仕事。
一つの分野の経験を積み重ねていって、
その分野でのスペシャリストになるためには
あまり適していない環境と言えます。

一方で世の中は専門性に価値が見出される時代。

それってどーなの?

という問題意識から組んでみました。

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2回の勉強会を終えて辿り着いたのは、
専門性は他人が整える環境が与えてくれるものではなく
自分で培っていくものなんだ、という
ある意味で当たり前な結論。

たまたま配属された職場の環境がきっかけになって
何かしらの専門性が築かれていくことももちろんあるでしょうけど、

大体の専門性というのは
こんな風になりたい
という個人の思いが
それを実現するに相応しい環境を引き寄せ
その中で築かれていくものだと思います。

ジェネラリスト志向のこの業界で、
「公務員の専門性」というテーマで勉強会を企画すること自体が
ずれてなかったであろうかを正直懸念していたところもあったのですが
(公務員に専門性なんてない、必要ないみたいな結論に達するのを恐れていた)
ゲストの方に本当に恵まれて、一番いい形の結論に辿り着けた気がしています。

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ただ実際、

こんな風になりたい。

これがやりたい。

確固たるこれを持つのが、一番むずい。

そんでそれを実現していくためには
土台となる、その基礎となる能力が前提として必要。
(第17回で教えていただいたことです)

社会人として仕事をしていく上での一般的なスキルはもちろん、
地方公務員でいうと例えば自治法の知識、理解。
地道な努力が必要(苦手)。

土台のしっかりしていないところに積み上げてもすぐに崩れてしまう。
高く積みあがらない。

流されないで、ぶれない軸を持って、生きていきたいものです。